日常の管理

適切な管理で水槽をいつまでも美しく余裕を持って管理できる水槽を。

熱帯魚と水草を健康に育てるための日常管理について

ますます美しく輝く熱帯魚と水草concept

ほどほどの管理と日頃の観察が美しい水槽を保ちます。

店内イメージ

水槽は一度セッティングすると、それほど手をかけなくても、熱帯魚はすくすくと育ち、水草は次々と新芽を広げ、水は一点の曇りもなくいつも輝いています。

ところが熱心にこまめな水換えをしたり、掃除をしているはずなのに、コケが急に増え始め、水草の新芽もしおれた野菜のようで、いつしかぽつりぽつりと魚も減り、なんだか水から臭いまでしてくるように……。

これは初心者の人にありがちなパターンです。それだけならまだしも、更なる水換えを重ねたり、エサが足りないかと回数を増やしてみたり、いろいろな薬品を入れてみたり、まるで魚に追い打ちをかけるかのごとくむやみにいじりすぎてしまうことも少なくありません。

まず魚にとって水質や水温の変化というのは、時には生命に関わるほどのストレスになることがあります。もちろん水質といっても色々な要素があって、例えば自然界においては水換えなんか問題にならないくらい急激なPH(酸性かアルカリ性か)の変化を引き金として産卵するという場合もありますので、大ざっぱに水質の変化とひとくくりにしてしまうのも問題かもしれませんが、得てして初心者の人は世話のしすぎによってトラブルの連鎖を引き起こしてしまいがちです。

水の状態は結局、その中の生き物から判断していくのが一番です。もちろん水質を計ることで客観的な指標を得ることも意味のあることですが、水質さえ計れば水槽内のシグナルは見なくて良いという話ではありません。水質検査では確認できないことが原因で状態がおかしくなっていることもあるということなのです。

熱帯魚の中には点滴法でしか水換えのできない種類もいますが、このような種類にとっては水換えをしないでも済むような環境づくりをできるかどうかがものを言います。

この飼い方を難しいという人もいれば、簡単という人もいます。ですが、誰にでも出来る方法であるのは間違いありません。これまでの常識にとらわれることなく、ぜひ様々な飼育方法にチャレンジしてみてください。初心者だからといって、初心者には難しいという声に臆さないでください。少し高いハードルを越えるからこそ知識と技術が身につくのですし、また、そうしたチャレンジ精神を持った人の方が意外とあっさり成功してしまったりするものです。


Q&A

水換えはどのくらいおきにするのが良いですか?

水槽をセッティングしてから一ヶ月くらいは週に1回、4分の1くらいが良いです。魚を飼育していると水質は次第に変化していきますが、この頃はまだ水槽の水と水道水の水質もそれほど大きくは違いませんので、一般種なら4分の1くらい換えても水質の変化によるストレスはあまり心配いりません。ただし、水温だけはしっかりと合わせた水を入れてあげてください。

水槽をセッティングしてから一ヶ月後、水槽の環境が安定していれば、蒸発した分の水を足すだけで良くなります。ただし、魚の数やエサの量などによっては、適切な水換えが必要になってきます。見た目の指標としてはコケが生えてきたり、底の砂にゴミが溜まってきたり、なんとなく痩せている魚がいたり、という気がしてきたら注意信号です。水質を計るのであれば硝酸塩だけで良いでしょう。おそらくこの値が高くなっているはずです。

このような状態になったら水だけを換えても硝酸塩はほとんど減りませんので、ろ過器と砂を掃除します。ろ過器や砂にはバクテリアが住んでいますので、絶対に水道水では洗わず、必ず水槽の水だけですすぎます。ろ過器の掃除と水換えを同時に行ってはいけないという話もありますが、ろ過器を使っている水槽の水には有益なバクテリアはほとんどいません。ですので同時に水換えをしてしまっても問題はありません。言い換えればろ過器を使った水槽の水は種水としての価値は期待できないということです。

水が白く濁ってしまいました

水が濁る原因は様々ですので、一概にこうすれば良いというのも難しいのですが、まだ水槽をセットして間もないのであれば、極端な富栄養状態によってバクテリアが大繁殖をしてしまった可能性があります。少し曇っているくらいであれば、エサやりを中止することで収まるものですが、あきらかに白く濁ってしまうほどになると、もはや水を換えるしかありません。大量に増えてしまったバクテリアはどうしようもありませんし、もちろん相手はバクテリアですから、ろ過器の濾材など、何事もなくすり抜けてしまいます。